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ぶんぐ屋社長のみのたけ日記【大阪梅田の文具店 デルタジムサービス】

梅田の文具店 株式会社デルタジムサービス 梅田界隈の法人様には配達サービスも行っています。

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2011-06-09 10:16:14 (12 years ago)

◆ ホーチミンからハノイへ〜SEED VIETNAM - MITSUBISHI PENCIL VIETNAM編〜(11/04/19)

ホーチミンを朝早い飛行機で飛び立った私たちは、約2時間のフライトの後、ハノイに降り立ちました。ハノイではSEED VIETNAMの問屋取締役にお出迎え頂き、SEED VIETNAMさんとMITSUBISHI PENCIL VIETNAMさん(以降シードベトナム、Uniベトナム)のあるタンロン工業団地へ移動しました。

タンロン工業団地は住友商事の設立した工業団地で、ハノイのノイバイ空港から車で約20分前後の距離に位置します。シードベトナムさん、Uniベトナムさんの他にキヤノンさん、デンソーさん、パナソニックさん、TOAさんなどなど、私たちの業界でもお名前をよくおうかがいする日本を代表する企業が操業されています。シードベトナムさんは2003年にタンロン工業団地にて操業を開始されました。工場の敷地は約9,000㎡で、約70人の従業員の方が在籍されています。丁度こちらに伺う1ヶ月と少し前に大阪の都島の工場を見学させて頂いていたので、まだ記憶に新しい日本の工場とベトナムの工場の違いを自分の目で確かめることができたのは非常に有難いことでした。ベトナムのワーカーさんたちの作業は非常に繊細で、細やかで、正確で、事前にいろいろな方からおうかがいしていた、「日本人の気質によく似ている。」という言葉以上に、感動を覚える仕事の様子を拝見させて頂きました。また、スタッフの方との話の中で、プラスベトナム工業のスタッフの方も仰っていたように、自分たちの仕事に対するプライドは高く、より高みを目指す姿勢というものがうかがえました。問屋取締役のご配慮で、この日の昼食は工業団地の管理棟の中にある日本食の食堂で、久しぶりの日本の定食を頂きました。外地で食べる日本食にホッとするとともに、こんなにも国外で頑張っている人たちがいるのだとあらためて背筋が伸びる思いがしました。

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昼食後はUniベトナムさんです。シードさんに送って頂きUniベトナムさんへお邪魔しました。Uniベトナムさんはシードベトナムさんと同じタンロンの工業団地で数ブロック違いの場所に構えておられます。シードさんよりも少し早くタンロンの工業団地に入居されており、鉛筆、マーカーなどを生産されています。こちらでは社長の橋さんと、副社長の山村さんにお話をおうかがいすることができました。中でも印象的なお話だったのが、「技術の分散」と「新規開拓」ということでしょうか。何れも生産という部分に注目してのお話ではありますが、とても大事なお話だと思いました。例えば、この3月に東北地方、東日本地方を襲った地震、津波という災害時に、完全に生産機能が停止してしまったり、生産技術が消滅してしまったりする企業や伝統産業がありました。このことは企業のリスクマネジメント上、回避せねばならないひとつの重要な課題です。ましてや、Uniさんのように、大きな会社、多くの従業員が世界中にいらっしゃる会社はいくら天災とは言え、それで企業組織の根幹をゆるがすことがあってはならないのです。その為にも日本を含め、海外の複数拠点に技術や知識を分散させることで、リスクを軽減することができる。そういったお話でした。ふと、その昔台湾人の友人から「何故華僑やユダヤ人が世界中に散らばるか」という話を聞いたことを思い出しました。そう、子孫を、優秀な子孫を出来る限り存続させていくためだと。そしてもうひとつの印象に残ったことが、ひとつの場所に固執しないということです。勿論、海外に進出されている企業はどこともそうかも知れませんが、常に新しい可能性を探し求めて、動き続けるということの大事さを教えて頂きました。今のご時世、とてつもない量の情報がとてつもないスピードで伝達され、とてつもない勢いで変化を起こしていく。そしてその情報は人々の生活レベルに大きな影響を及ぼし、文化形成に影響を及ぼし、政治に、経済に、国家に影響を及ぼす。そういった中で、いくら海外進出したからといって、安心していては決して永続的な事業継続と永続的な成長は生まないと。旧態依然のとらわれからの脱却を常に意識しておかないと、ビジネスの最前線には立てないということを教えて頂きました。Uniベトナムさんでは、工場見学でのものづくりの勉強は勿論のこと、中国やベトナムをハブとしたアジアビジネスを考えるということをお教え頂きました。

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Uniベトナムさんの工場見学を終え、再びシードさんの問屋取締役、玉井社長、そしてスタッフのトゥさんと合流し、ハノイ市内のスーパーホールセールストア、METROと町の文具店見学ツアーへ出発しました。

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METROはホーチミンでも伺ったのですが、若干雰囲気は違ったような気がします。ハノイの方がやや生活臭がするというか、例えば食料品のイメージが強かったり、どちらかというと現地の方々の来店が多かったように思います。文具事務用品の様子はというとホーチミンのそれとほぼ同様の感じでしたが、若干、コクヨさんのレバーアーチの厚型ファイルがエンドコーナーに山積みになっていたり、キャンパスノートが多かったりと、土地柄の影響もあるのではないかと考えました。(コクヨさんの工場のあるハイフォンが近いので。)

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次に、ハノイの文具街(日本の大阪でいう南久宝寺の商店街のようなところ)に連れて行って頂きました。文具屋が3軒〜5軒ほど繋がって営業したりするようなところです。玩具でいうところの大阪の松屋町のような感じでしょうか。こちらは本当に普通の日本の昔ながらの文具店と変わりありません。10坪〜15坪くらいのお店で、店頭販売のみでなく、外商納品営業も行っています。但し、小額で配達なんかせず、大口で沢山購入してくださる企業や学校、団体にのみ納品配達、御用聞きをするようです。お話を聞いているとなかなか売り手市場な感じがしました。ここでもやはりヨーロッパー系のマペッドやステッドラー、シュナイダーなどが強く、専用什器での展開、とても良い棚位置を確保しているように思いました。感覚的にはやはりひと昔前の日本の文具屋さんといったイメージだと思います。ただ、見方によっては、今の日本の文具屋さんよりも断然頑張って商売をされているような気もしました。写真の看板を見て頂ければわかりますよね。あとは本屋さんの文具売り場を拝見しましたが、何よりもノートの販売冊数が多い。お店の中の5分の1くらいはノートの売り場ではないかと思うくらいノートが販売されていました。コクヨさんのキャンパスノートがパレット山積みになっていたのは驚きというよりも、笑いが止まりませんでした。ただ、ベトナムの学生(初等〜中等教育)が年間60冊以上のノートを使うというお話をおうかがいした時に、その理由を理解しました。ものすごく勉強熱心で勤勉な学生が多いということでしょう。日本人も負けておられませんね。

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ひととおり、市街を視察したのち、今宵は日本食料理店「友楽」で会食を致しました。シードさん、Uniさん、そして日本の文具屋が2軒、非常に熱く、楽しい夜を過ごすことができました。志を高め、自らを成長させ、会社、企業組織を成長させる。そんな使命感を改めて考えた夜でした。


シードベトナム、玉井社長、問屋取締役、坂本工場長、トゥーさん
Uniベトナム、橋社長、山村副社長

本当に有り難うございました。

感恩


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